| Q |
商店街広報誌の編集を高校生が手伝ってくれるという画期的なコラボレーションがスタートして、早くも半年が経過しました。六本木高校を代表してプロジェクトを推進して下さっている、言わば〝「ちゃれんじ隊!」担当教諭〟として、どのような印象を持たれていますか? |
| A |
期待した以上の成果が、すでに顕れていると見ています。一言でまとめると『学校内では教えられない内容を教えてもらっており、最も効果の高い就業体験である』と受け止めています。 |
| Q |
隊員の皆さんがとても積極的で明るくて、商店街も若いパワーを分けていただいているようで、楽しいです。 |
| A |
多様な能力を持ちながら、これまでは教育現場の歪みなどによってそれらを自覚できなかった生徒も、例えばコミュニケーション力、文章作成力、マーケティング感覚などの能力を発揮できる場を提供されたことにより、短期間のうちに目覚しい変化を遂げています。 |
| Q |
どのような変化が? |
| A |
記者見習いのような活動の場を得て、自己肯定感を醸成する機会を持てたことにより、おとなしかった生徒の顔が生き生きと活発になってきました。 |
| Q |
私は決してお世辞を言わない性格ですが、隊員はみんな本当にいい子たちですから、広報部内で「ちゃれんじ隊!」を担当する榎本隊長(中村屋)・原副隊長(ハラストアー)はじめ周りから感謝され、可愛がって貰えるのは当然だと思います。 |
| A |
ありがとうございます。更に、自分が執筆した記事が『十番だより』やホームページを通して不特定多数の読者の目に触れることは、より自信を深めることに直結しています。身近なところでも、家族や親戚などと会話が弾むようになったり、祖父母が孫自慢する格好の材料となったりもしているようです。 |
| Q |
孫自慢の材料ですか! それはプロジェクトの発案者としても想定外の展開で、とても嬉しいです。ところで、先ほどの「自己肯定感」について、もう少し説明していただけますか? |
| A |
隊員たちは、未熟ながらも、いかに各店舗の特長・魅力を見つけ出し、効果的に伝えて商店街に貢献できるかを、真剣に考えています。そのために、密かに客層や売れ筋の調査を自発的に行なうこともあります。
取材後には全員でメモを突き合わせて内容を吟味し、記事にまで仕上げていきます。他人様のお役に立てるよう具体的な方策を考え、努力し、そしてその成果が目に見えて、しかも自分に返って来ること(例えば『微笑みリポートを読んだってお客さんが来てくれたよ!』と声を掛けてもらったことなど)が、隊員たちに、「自分という存在が〝かけがえのないもの〟であること」を実感させてくれています。 |
| Q |
商店街にとっても、地域全体にとっても、「ちゃれんじ隊!」は〝かけがえのない〟大切な存在です。 |
| A |
隊員である生徒たちにとって幸いなのは、麻布十番商店街という確かな地域共同体を形成する大人たちに温かく見守られていることだと思います。 |
| Q |
プロジェクトへの参加によって得られた貴重な経験が、隊員たちのこれからの人生に役立ってくれることを祈念しています。第一期生が卒業される頃、もう一度お話を伺いたいと思います。 |
| A |
よろしくお願いいたします。 |