| 麻布十番について |
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| 十番だより 平成21年9月号 5頁 |
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| 平成21年9月1日発行 麻布十番商店街振興組合広報部 |
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| その15 |
『暗闇坂シャングリラ・秋』(暗闇坂周辺) |
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『暗闇坂シャングリラ』と私が勝手に名付け、呼んでいる暗闇坂周辺地域には、櫨の木、榎、欅、桜、楠、棕櫚をはじめとして、様々な樹木が息づいています。麻布十番大通りから僅か1、2分入った場所ですが、よく見ると昭和時代の田舎を連想させる風景を捉えることができます。
春には紫大根の花が群れ咲き、曼珠沙華、ヒヤシンスなどが咲きます。夏にはツマグロヒョウモン、アオスジアゲハ、キアゲハなど多くの蝶が遊んでいます。
夏、麻布十番は納涼まつりの季節、この辺りには甘いデラウエア葡萄が実ります。今は引っ越してしまった友人が住んでいて、毎年ごちそうになりました。
写真の柿の木は枝の先々まで実を付けている古木で、その実は晩秋、メジロたちのご馳走になるのです。柔らかく完熟した柿の実をメジロたちが美味しそうについばむ様子が毎年観られます。このことは、人、鳥、蝶、樹木、花々が共生している証であり、大きな自然界の法則が保たれていることではないかと考えて、定点観測を続けています。小径の上に実った柿の実は、色づくと、ご近所にもおすそ分けされて近隣のコミュニケーションにも一役買っているようです。
麻布十番地域には人の心を充たしてくれる風景が大切に残されています。
(注:裏道、小径は私道となっていることが多く、通行禁止の立て札の無い所では、お散歩などで通らせていただくとき『有難うございます』など、ご挨拶をしながら通らせていただきましょう。それが地球市民としてのエチケットです。) |
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六本木5丁目にあった「麻布図書館」は、設備の老朽化が著しいため、改築することとなりました。この竣工までの間、「麻布図書サービスセンター」が三田1丁目にオープンしました。ここでは、予約資料の受け渡しや子どものための本の閲覧できる場所、授乳室もあります。麻布十番商店街への買い物帰りに子ども連れで一度行ってみてはいかがですか?
児童向けの本や調べ物ができるスペースもあります。また、今月のおすすめの本もおいてあります。 |
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阿部浩子 |
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子ども向けの行事 |
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毎月第3金曜日 |
14:00~「ブックスタート」 |
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毎月第3土曜日 |
14:30~「お話し会」 |
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毎月第4土曜日 |
14:30~ ボランティアきしゃぽっぽによる「お話し会」 |
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9月は18日・19日・26日です |
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| 【住所】港区三田1-10-4(麻布十番日新ビル1階) |
| 【電話】03-3456-3225 |
| 開館時間: |
平日 午前9時~午後8時
土祝日 午前9時~午後5時 |
| 休館日: |
第3木曜日 |
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DISCOVER JUBAN
麻布十番再発見!その18 |
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赤い靴の女の子「きみちゃん」 ─1─ |
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「メルヘンの街 麻布十番。赤い靴はいてた女の子は、今、この街に眠っています」、こんな書き出しで「きみちゃん」をはじめて紹介したのは、昭和62年(1987)10月号の「十番だより」でした。当時、「十番だより」の編集を担当していた私は、十番にも「きみちゃんの像」を建てようと毎月のようにきみちゃんのことを記事にしていました。「十番のきみちゃん」と揶揄されながら書き続けること2年、港区の協力を得て「きみちゃんの像」がパティオ十番に出来たのは平成元年(1989)2月28日でした。その日は、雨の降る火曜日、商店の多くが休業で人通りの少ない日でした。夕方、きみちゃんの足もとに置かれていた18円、それが世界の恵まれない子どもたちのためのチャリティーのはじまりでした。それから20年、1円5円10円と小さなお金の累計はこの春1116万円にもなり、ユニセフを通して世界の子どもたちのために役立っています。
先月、北海道函館市に新しく「きみちゃんの像」が完成除幕されました。六つ目のきみちゃんの像です。はじめての赤い靴の女の子の像は、「♪横浜のはとばから船にのって、異人さんにつれられて行っちゃった」という歌詞のイメージから横浜市の山下公園に建てられました。「赤い靴を愛する市民の会」(代表松永春さん)の苦労が実を結んだのは昭和54年(1979)11月、作者は山本正道さんでした。次いで静岡市日本平に昭和61年(1986)4月、高橋剛さん作の「母子像」が、そして麻布十番の「きみちゃん」は平成元年(1989)2月、佐々木 至さん作です。
平成3年(1991)10月には北海道留寿都村の赤い靴公園に米坂ヒデノリさん作の「母思像」が、平成19年(2007)11月、小樽市の運河公園にナカムラアリさん作「赤い靴 親子の像」が建てられました。8月7日に除幕された六つ目のきみちゃんの像は、函館市の西波止場近くの広場に建てられた小寺真知子さん作「赤い靴の少女像」です。それぞれの地に縁あって、親子の愛の絆の深さと大切さを伝え、世界の子どもたちの幸せを願う思いがこめられています。
また、先月2日にはハート出版から新しいきみちゃんの本が出版されました。小学校中学年以上向きに書かれたドキュメンタル童話、綾野まさる作「赤いくつはいてた女の子」です。この本にはきみちゃんのお話と一緒に麻布十番のチャリティーのこと、私の拙い詩ですが「十八円の詩」も紹介されています。
はじめは 十八円でした
だれかがあたたかな心を 託していきました
愛の心がひろがって 五十八円になったとき
だれかがガラスの器をおきました
一週間たつと 七五五円になっていました
いたずらに十円とって
自転車で逃げた男の子がいました
つぎの日に 二十円おいて
ゴメン といって走っていきました
あたたかな日曜日
親子づれが「きみちゃん」をみていました
女の子が「お母さん 十円」
「お父さんも・・・」
愛の輪がひろがって
きみちゃんの目が光って見えました
きみちゃん 君は もう ひとりじゃない
みんなが 君を見つめている
みんなが 君を・・・
乳母車のお母さんが
幸せをかみしめるかのように
赤ちゃんを見ながら
いくらかを置いて行きました
暖かな春の陽のひかりの中で
はじめは 十八円でした |
| (寄稿 ローリエヤマモト 山本仁壽) |
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