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十番ばなし

麻布十番の店主が語る 十番ばなし #036
「あおば皮フ科クリニック」菊地さやかさん

 

あおば皮フ科クリニックは、麻布十番駅からすぐ近くの外苑東通りに面したビルの2階にあります。名前の通り青葉を散らしたようなエントランスに迎え入れられ中に入ると、明るい待合室に小さなお子さんからお年寄りまで幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいました。クリニックの特徴や日々の診察で心がけていることなど、院長の菊地さやか先生にお話を伺いました。

 

 

 

 

― どんな皮フ科クリニックを目指していますか。

 

地域のかかりつけ医として、地域の皆さまの健康を守りたいと思っています。以前勤務していた大学病院では、適切な治療を受けてこられず重症化した患者さんも少なくありませんでした。そうした状態にならないよう早期のうちに治療することで、地域の皆さまに寄り添いたいと考え2018年に開業しました。

 

 

― 麻布十番を選んだ理由を教えてください。

 

麻布十番は仙台にゆかりのある土地と夫から聞いています。仙台藩の下屋敷があったことから名付けられた「仙台坂」があり、仙台出身の夫がこの地に縁を感じたのが麻布十番を選んだ理由です。「あおば皮フ科クリニック」という名前も仙台の青葉城からいただいており、みずみずしいイメージが気に入っています。当クリニックのロゴも、青葉と伊達政宗の兜の前立である三日月を組み合わせてデザインしました。

 

 

 

 

― 診療にあたって意識しているのはどんなことですか。

 

患者さんの話に耳を傾け、共感し寄り添える医師でありたいと思っています。コロナ禍で、マスクによる肌荒れやニキビ、じんましん、円形脱毛症など、さまざまな皮膚トラブルを抱える方が増えました。何科を受診したらいいかわからない方も少なくありません。幅広く相談しやすいよう間口を広げ、必要に応じて専門の医療機関をご紹介したりもしています。

 

 

― 独自のスキンケア商品も販売しているのですね。

 

日頃から肌のコンディションを整えるのに使ってほしいと、ビタミンCの6000倍もの抗酸化力を持つアスタキサンチン成分が多く含まれている「アスタキサンチンジェル」を開発しました。老化の主な原因となる酸化を抑えるので、エイジングケアやニキビケアにも有効です。オリジナルの香りにもこだわりました。さわやかなローズマリーとラベンダーの香りで、アロマオイルのようなリラックス効果も感じていただけると思います。

 

 

 

あおば皮フ科クリニック開発 「アスタキサンチンジェル」 6,500円(税込)

 

 

― 待合室にはキッズスペースもありますね。

 

小さな娘がいることもあり、お子さん連れでも来院しやすいクリニックにしたかったんです。内装は北欧のカフェがテーマで、キッズスペースのおもちゃは木製のものを揃えました。小さなお子さんを連れて診察を待つのは大変です。待ち時間を少しでも楽しめるようにして、お子さんの緊張感も和らげられるといいなと思います。

 

 

 

 

 

 

― 医師を志した理由を教えてください

 

子どものころは体が弱く、小児科によく通っていました。先生の姿を見て、私も人の役に立ちたいと思うようになり、小学校の卒業文集には「医師になりたい」と書いていました。そのころからの夢をずっと持ち続けて、今に至ります。

 

 

― そのなかでも皮膚科を選んだのはなぜでしょうか。

 

最初は麻酔科医だったのですが、子どものころお世話になっていた小児科医のように、もう少し患者さんと近い距離で接したいと思うようになったんです。私自身、アトピーなど皮膚トラブルの経験があったことから、皮膚科の道に進もうと決めました。皮膚科は内科的に治療するばかりでなく外科的治療を行う分野もあり、守備範囲が広いのも魅力です。また診断には多様な症例経験がものを言います。その点、麻酔科で幅広い病気を診てきたことに加えて、大学病院や総合病院で総合的な視点を身に付けてきたという自負があります。お子さんの採血も得意ですよ!

 

 

― 子育てとの両立で心がけていることはありますか。

 

大学病院では当直もありますし、さまざまな病院を2年ごとに異動するので子育てとの両立は大変です。今は住まいも麻布十番なので通勤は大変ではありませんが、平日は帰宅が遅くなるので、娘と過ごせる時間はそう多くありません。その分、日曜日は娘と過ごす時間を最優先にしています。一緒にいる時間が少なくても、娘の気持ちを尊重し、理解することを心がけています。

 

 

 

 

― クリニックの近況を教えてください。

 

2023年5月に、白金あおば皮フ科クリニックを開業しました。おかげさまで、当クリニックには多くの患者さんが来てくださっています。受付時間予約制を採っていますが、どうしても朝一番と夕方、土曜日などはお待たせする時間が長くなってしまいます。そこで、より広く、より多くの患者さんに適切な診療を提供するため、当クリニックと同様の診療科目を提供する2院目を近くに設けることにしました。両クリニックとも予約なしでも診察は可能ですが、ご予約いただいた方が待ち時間が少なります。11時から13時くらいが比較的短い待ち時間で診察を受けられますのでおススメです。LINEでも簡単にご予約できますのでご利用くださいね。

 

 

― 仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか。

 

開業して5年経つと小学生だった子が高校生になり、若い女性が「結婚しました」と報告してくださるなど、患者さんの成長を目の当たりにして親戚のような感慨を抱いています。地域のかかりつけ医として、患者さんの人生の一端にかかわることのできる喜びも大きいです。年齢に応じて、肌トラブルや悩みも変わっていきます。患者さんと長くお付き合いできると、正しいスキンケアの意識を培う機会も増えると期待しています。

 

 

― 正しいスキンケアとはどんなものでしょうか。

 

基本が大事、ということですね。いろんなスキンケア商品がありますが、まずは洗って汚れを落とし、保湿する。それに尽きます。

 

 

― 麻布十番への思いをお聞かせください。

 

娘は学童保育に通っているのですが、学童に行く途中で商店街の方に声をかけてもらっているのを見ると、心が温かくなります。娘も商店街で買い物するのが好きで、こうして地域の中で成長していけるのは親としてもうれしい限りです。これからも大好きな街「麻布十番」で、より多くの患者さんに適切な診療を提供して、地域の皆様の健康に少しでもお役に立てたらと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

あおば皮フ科クリニック

2023年で開業5年目を迎える皮膚科クリニック。診療科目は、一般皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科。院長の菊地さやか先生は、日本皮膚科学会皮膚科専門医。大学病院や総合病院での経験を生かし、子どもから高齢者まであらゆる肌の悩みに寄り添い、解決に向けた指導や提案を行う。何でも相談してもらえる街のかかりつけ医を目指す。

 

住所:港区麻布十番1-5-8 ヴェスタビル2F

電話:03-6447-1290

診療時間:月~金9:30~13:00、15:00~18:00、土9:30~13:00

休診日:日・祝日

https://aoba.clinic/

 

公式サイト内お店情報はこちら

 

白金あおば皮フ科クリニックの公式サイトはこちら

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