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今年の花粉は昨年の2倍以上!? 知っておきたい花粉症対策!

今年もスギ花粉の飛沫シーズンに突入しました。飛沫が始まったのは例年よりも早め、そして昨年の2倍以上の量になるとも予測されています。花粉症ではない、という方も油断できない年かも……!

知っておくに越したことはない花粉症のメカニズムと対策方法を、あおば皮フ科クリニックの菊地さやか先生にうかがいました。

 

あおば皮フ科クリニック 菊地さやか先生

 

体の中で何が起こっている? 花粉症のシステムを知ろう

 

 

編集部:今日は花粉症について教えていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

菊地先生:こちらこそ、よろしくお願いいたします。

 

編集部:花粉症はくしゃみが止まらなかったり、鼻水がでっぱなしになってティッシュを手放せなかったり、症状として知っている人は多いと思うのですが、そもそも花粉症ってなんですか?

菊地先生:簡単に言うと、植物の花粉に対するアレルギー反応が花粉症ですね。医学用語では「季節性アレルギー性鼻炎」と呼びます。2月から飛び始めるスギ花粉、3月後半から飛び始めるヒノキ花粉が代表的で、日本人の4人に1人が花粉症だと言われています。

 

編集部:アレルギー反応でくしゃみや鼻水が出るのは、体の中でどんなことが起こっているのでしょうか。

菊地先生:体の中に花粉が入ってくると、免疫システムが働いて花粉を異物だと判断し、それを外に出そうとします。くしゃみで吹き飛ばしたり、鼻水や涙で洗い流したり、鼻がつまって中に入れないようにしたり、花粉を体の外に出そうとがんばって働いてくれているんですね。しかしそれが過剰に働いてしまうと、花粉症ということになります。

 

編集部:よく「コップの水がいっぱいになると……」と表現されますが。

菊地先生:免疫システムが花粉を異物とみなすと、異物に対抗するための抗体「lgE抗体」が体内でつくられます。この量がある一定レベルに達すると、次に花粉が入ってきた時に過剰なくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー反応を起こします。つまりコップにlgE抗体がいっぱいになってしまうと、アレルギー反応として、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどが現れるわけです。

 

今からできる花粉症対策と花粉症との付き合い方

 

 

編集部:体はがんばってくれているんですね。体を応援して花粉症対策をしたいと思いますが、どんなことができますか?

菊地先生:まずは花粉を取り込まないことが大切です。花粉情報に注意して、花粉が多く飛んでいる時は、外出時にはマスク、メガネ、帽子をかぶるなどして、肌を出さないような工夫をしましょう。そして外出先から戻ったら、家に入る前に花粉をよくはらい、家の中に花粉を持ち込まないようにします。洗顔やうがいも欠かせませんね。また、上着はツルツルした素材のものをおすすめします。

 

編集部:とおっしゃいますのは?

菊地先生:付着した花粉を払いやすいからです。モコモコした素材のものは、花粉がつきやすいので避けた方が無難です。

 

編集部:空気清浄機なども役に立ちますか?

菊地先生:もちろんです。花粉の飛散が多い時には、窓を開けない、洗濯物やお布団は外に干さないなどの注意も必要です。ハウスダストに花粉がたまることもありますので、こまめな掃除も効果的ですが、ほこりが舞うと逆効果。クイックルワイパーなどを上手に使いたいですね。

 

編集部:花粉症の時期、ゴーグルのようなメガネをかけている人を見かけますが、効果があるのですね。

菊地先生:ゴーグルをつけている方は、目のかゆみの症状が強く出ている方なのでしょう。それぞれ自分の症状に応じて、皮膚、目や鼻の粘膜を花粉から守ることが大切です。

 

編集部:症状が強く出るようになれば、やはり薬が効果的ですか?

菊地先生:アレルギー反応には、ヒスタミンという化学物質が関係していますが、このヒスタミンの働きをブロックする薬を処方することが一般的です。よく「花粉症の薬は眠くなる」と言われてきましたが、最近では眠くなりにくいものも出ています。また、鼻のつまりに効くもの、目の症状に効くものなどさまざまな薬が出ていますので、自分の体、症状に合ったものを見つけることができますよ。

 

編集部:花粉症は適切に対処すれば、むやみに怖がることはないことがわかりました。今日はありがとうございました。

 

菊地先生からメッセージ

お子さんから高齢者の方まで、地域のかかりつけ医として寄り添う医療を

 

 

総合病院勤務を経て、麻布十番に開業して4年目になります。十番商店街の南側には「仙台坂」という坂がありますが、これは仙台藩伊達家の下屋敷があったことに由来するそうで、宮城県出身の夫がこの地にご縁を感じ転居、開業。クリニックの「あおば」も仙台の青葉城(仙台城)にちなんでつけました。現在子育て中ですが、麻布十番は子どもが多く、商店街主催の子ども向けイベントも頻繁に開催され、親子ともども麻布十番暮らしを楽しんでいます。

 

 

皮フ科医ではありますが、総合病院でさまざまな科との連携の中で診察してきましたので、トータルな視点で患者様の健康を見ることができると自負しております。「地域のかかりつけ医」として、皆さまの健康に寄り添う医療を進めていきたいと思っております。

 

 

【あおば皮フ科クリニック店舗情報】

住所 〒106-0045 東京都港区麻布十番1-5-8 ヴェスタビル2F
電話番号 03-6447-1290
FAX 03-6447-0930
診療時間  月~金 9:30~13:00、15:00~18:00
土 9:30~13:00
休診日 日・祝日
診療科目

一般皮膚科/小児皮膚科/アレルギー科/美容皮膚科

 

 

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