麻布十番で和を体験
麻布十番で和を体験!「和」を知り、「和」に親しもう
最近は日本文化に魅せられて来日する外国人観光客が多く見うけられます。 そこかしこにある日本の良さを知るために、麻布十番で和の物をチョイスして楽しんでみてはいかがでしょうか。ここでの出逢いをきっかけに、「和」の良さに目覚めるかもしれませんよ。
繊細な和栗の美味しさを堪能
『HISAYA KYOTO 麻布十番店』
— 和栗本来の美味しさを引き出したスイーツ
和栗を使ったスイーツや食事が楽しめるHISAYA KYOTO 麻布十番店。本店は京都にありますが、2021年、麻布十番に旗艦店を出店しました。場所を麻布十番に決めた理由は、「都心にありながら、下町のような温かみがある」と感じたから。和栗の特徴をシェフ・パティシエの小川直樹さんは「栗本来の味をしっかり味わえるのが和栗の良さ。香りも輸入ものの栗とはまったく異なるんですよ」と話します。2階にある茶房ラウンジで提供するスイーツの中で、シェフ一番のおすすめは「丹波栗の京都モンブラン」(単品1800円)。甘味だけでなく香りも際立つ丹波栗を贅沢に使ったモンブランクリームがたっぷりのります。「ケーキ屋さんなどで売られているモンブランももちろん美味しいと思いますが、しぼりたてで空気をしっかり含んだふんわりとした食感や味と香りはやっぱり出来たてでしか味わえないものがあると思います。丹波栗の良さを知っていただくには良い一皿ですね」とシェフ。しかもカウンター席に座れば、和の調理道具「小田巻き」を使ってモンブランクリームをたっぷりかけるところを間近で見ることができるので、気分も一層盛り上がります。
— 栗を使った意外なメニューも
また、丹波栗よりも甘味が強く、「栗の王様」と称される利平栗を使った「利平栗のモンブランパンケーキ」(単品2000円)や、季節のフルーツと丹波栗のモンブランを合わせた季節限定のパフェも人気で、休日や週末は行列ができるほど。お客様が多い時は90分制となることもあるので、ゆっくりしたい場合は平日が狙い目です。
また店では、スイーツだけでなく食事も提供しています。いちおしはジャガイモの代わりに栗を使った「和出汁の栗カレー」(単品1380円)。来店のたびにこのカレーだけを食べる常連のお客様もいるほどコアなファンがついているのだそう。食事メニューには、丹波栗の京都モンブランのハーフサイズがついたセットメニューがあり、スイーツも食事も両方楽しめるよう考えられています。1階では利平栗のペーストを混ぜた生地に栗の渋皮煮を入れた「栗のパウンドケーキ」(1切れ350円)や、ひと口サイズの「どら焼き」(1個180円)などを販売。和栗の美味しさに目覚めたことをきっかけに、和の味覚を探求してみるのも楽しそうです。
— お客さまへのメッセージ
「栗というと秋のイメージが強いと思いますが、当店では一年中お客様にお届けできるだけの栗をしっかり確保していますので、いつでも美味しいモンブランと栗の商品をお楽しみいただけます。おばんざいやお食事のご用意もあるので、気軽に足を運んでみてください」
住所 |
〒106-0045 東京都港区麻布十番2丁目4-8 |
電話番号 |
03-6722-6629 |
営業時間 |
11:00〜19:00(1階物販)、〜18:30(LO)、19:00(2階ラウンジ) |
定休日 |
年中無休(年末年始除く) |
お好みの和の香りを気分転換のスイッチに
『麻布 香雅堂』
— お香の世界を気軽に楽しんで
凛とした店の佇まいに、「素人が足を踏み入れてもいいのか」と一瞬戸惑う人もいるかもしれません。でもご心配なく。店主をはじめとするスタッフの方々が、とても気さくにわかりやすく和の香りの世界に誘ってくれます。扉を開いて店に一歩足を踏み入れた瞬間から和の香りに包まれるので、店に赴くだけでも、ある意味、和文化の体験ができますが、せっかく店に来たのであれば、何か和の香りを嗜む入口となるものに出逢いたいもの。店主の山田悠介さんに伺ったところ、おススメしてくれたのが『かおり・ふきよせ』(1980円)。香雅堂のオリジナルの約30種類のお香の中から11種類を選んで1本ずつセットにした商品で、お香立ても付いているため何も道具を持っていなくても、手軽にお香に親しむことができます。
「『お香を始めてみたい』とおっしゃる、ほとんどのお客さまに激推し(笑)している商品になります。パッケージに11種類のお香の名前と、香りのジャンルが書いてあるので、好みを探していただくのにもってこい。ご自宅でお試しいただいた後で再来店され、『この香りが良かったので』とお好みのお香30本入りを買われていかれたりする方もたくさんいらっしゃいます」
— お香の果たす役割
日用品には洗剤から部屋の芳香剤まで、香りを振りまく商品がさまざまあります。その中で、お香が持つ役割とは果たしてどのようなものなのでしょうか。「お香の中でも火を点けて楽しむタイプのものは、『気持ちを切り換える』ということにひとつの価値があるのではないかと考えています」と店主。
「朝起きた時に『今日はやるぞ!』という気持ちにするためにお香を焚く方もいれば、最近は在宅ワークをする方が多くなったのでONOFFの切り替えにお香を使ったりと、使用する場面は人それぞれ。お掃除の最後の仕上げとしてお香を焚くという方もいらっしゃいます。お香は、火をつけて煙が上がるビジュアルだったり、あまり日常嗅ぐことがない香りがのぼるという点で、気分転換のスイッチを果たすところがあるのだろうと思っています」そう話す店主ご自身は、夜、お子さんが寝た後の静かな空間でストレッチをする時に焚くことがあるのだそうです。それもまた素敵ですね。
— お客さまへのメッセージ
「父親の代に麻布十番に店を構えて、早40年。店では商品を販売するだけでなく、香道の体験企画(不定期)や香りにまつわる展示企画なども行っています。私もこの地で成長したので、地域に育ててもらったという気持ちが強くあります。これからは店がこの地にあるという意味もふまえて、何か地域に還元するようなことも考えたいですね。お香が気分転換のスイッチになるという話をしましたが、もっとお香だけが持つ役割に注目しつつ、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います」
住所 |
〒106-0045 東京都港区麻布十番3-3-5 |
電話番号 |
03-3452-0351 |
営業時間 |
11:00〜18:00 |
定休日 |
日曜・祝日(臨時、夏季、年末年始休業あり) |