港区の協力を得て「麻布十番商店街の十番ルール」なるものを作成しました。
誰もが知っている童謡、野口雨情の「赤い靴」のもととなった悲しい実話。
赤い靴(くつ) はいてた 女の子
異人(いじん)さんに つれられて 行っちゃった
横浜の 埠頭(はとば)から 汽船(ふね)に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
今では 青い目に なっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢(あ)うたび 考える
1922年に発表された童謡『赤い靴』(野口雨情作詞・本居長世作曲)の歌詞は、
実在の少女をモデルに書かれたとされています。
綿密な調査を経て菊地寛が発表した小説『赤い靴はいてた女の子』(1979年、現代評論社刊)
の記述が、定説とされているものです。
少女は、岩崎かよの娘、きみ。
幼い頃に母親と離ればなれとなった末に孤児院に預けられ、結核に侵されて、
横浜から汽船に乗ることもなく、母親との再会も叶わず、わずか9歳で亡くなってしまったそうです。
かよは、最愛の娘がアメリカに渡って幸せに暮らしていると思い込んだまま、生涯を過ごしました。
『赤い靴』にまつわるイメージをモチーフとして、幾つかの像が作られています。
麻布十番商店街は1989年2月28日、パティオ十番に『きみちゃん像』(佐々木至作)を建てました。
岩崎きみの最期を看取った孤児院が、麻布の鳥居坂教会(跡地は、現在の十番稲荷神社)に在ったからです。
幸薄かった母と子の生涯に思いを寄せて冥福を祈る人々が、像の足下にお金を置くようになりました。
維持管理をして下さっている山本仁壽さんによると、最初の日は18円だったそうですが、
その後一日も途絶えることなく、浄財は貯まってゆきました。
麻布十番商店街は、それらを世界中の恵まれない子どもたちのために役立てて貰うため、
毎年日本ユニセフ協会に寄贈し、その累計は約1200万円にもなっています。
(他に、阪神大震災の義援金70万円、スマトラ大震災の義捐金に60万円を拠出)
長寿と福徳をもたらすといわれている七福神めぐりはいかがでしょうか。
港区では七福神のほかに十番稲荷神社には全国でもめずらしい「宝船」があるので八ケ所をまわります。
港七福神めぐりは、七福神を祀る神社、寺院に宝船の巡拝所を加え、6社・2寺で構成されています。
このご朱印の専用色紙と巡拝用の地図は各社寺にて配布していますので、お尋ね下さい。
御朱印代は各社寺とも300円です。
※港七福神めぐりの期間は、1月1日〜成人の日までです。
期間外は全八ヶ所の御朱印は揃いませんのでご注意ください。また、専用台紙の授与もございません。
麻布十番商店街の年間イベント一覧、イベント写真はこちらからご覧いただけます。